182019-09

株の押し目買い戦略を検証。テクニカル指標を使ったタイミングの判断とは

Colomaコラム

この記事ではCOLOMAのバックテスト機能を使用して

  • 移動平均線とRSIの買いシグナルが発生したら買い
  • 期間高値更新の売りシグナルが発生したら売り

を条件に「1999/09/18〜2019/09/17」における実際にそのルールに基づいて運用した際の想定リターン等、検証結果を紹介します。

テクニカル指標を使用してしっかりとタイミングを定義してあげることで、安易な買いによる失敗の回避に役立てられます。

アルゴリズム紹介

今回の売買ルールでは、3本の移動平均線が25日>75日>200日の順に並んでいる上昇トレンドの銘柄を対象に、5日間のRSIが売られすぎを示したポイントで買いエントリーします。

こうした上昇トレンドにある銘柄の短期的な売られすぎ状態を狙う売買ルールのことを「押し目買い戦略」と呼び、うまく買いエントリーできれば少ないリスクで大きな利益を上げられる可能性があります。

しかし、短期的に売られすぎの状態まで下落しているということはそれだけ売りの圧力が強いということでもあり、その後株価が上方へ反転しないリスクもあります。

そのため、今回の戦略では前日に30の値を下回っていたRSIが当日反転するまで待つことで、株価の反転を確認してから仕掛けられるような設定となっています。

また、平均売買代金と株価にも制限を設けることで、流動性の低い銘柄や極端な低位株を除外することができるでしょう。

売買ルール

エントリー条件

  • 当日の単純移動平均線(25日)が当日の単純移動平均線(75日)より大きい
  • 当日の単純移動平均線(75日)が当日の単純移動平均線(200日)より大きい
  • 当日の単純移動平均線乖離率(25日)が0より大きい
  • 前日のRSI(5日)が30より小さい
  • 当日のRSI(5日)が30より大きい
  • 当日の平均売買代金(10日)が100000000より大きい
  • 当日の真の安値が200より大きい

エグジット条件

  • 当日の期間高値(5日)が前日の期間高値(5日)より大きい

シミュレーション条件

  • 初期投資金額:300万円
  • 検証期間:20年
  • 最大保有銘柄数:1または10

結果

※出来高や売買代金の都合上、実際の資産推移と異なる場合があります。

※売買手数料やスリッページは考慮していません。

1銘柄集中投資

反転確認RSI1

運用開始直後から資産は減少し続け、その後20年間で一度も元本を上回っていません。 日経平均株価などの上昇・下降に関わらず資産が減少しているため、この戦略を1銘柄集中投資で運用するのは難しそうです。

10銘柄分散投資

反転確認RSI10

10銘柄に分散投資を行ったことで最大ドローダウンが減少し、最終資産額もプラスの結果となりました。中でも、2008年以降のリーマンショック相場によるドローダウンと2013年以降のアベノミクス相場における資産増加が特徴的ですね。 今後はこういった全体地合いに左右されがちな相場をどのようにして乗り切っていくかが課題となりそうです。

押し目買いで失敗しないためにはタイミングが重要か

以上が過去20年の日本市場で押し目買い戦略を行った際の検証結果になります。結果を見てみると、リーマンショックやアベノミクス相場など、地合いの影響を受けやすいことがわかります。そのため、株の押し目買い戦略でなるべく失敗しないためには、地合いがどのような時に仕掛けるかという「タイミング」が重要になりそうです。

また、いざ仕掛ける際には、地合いだけではなく個別銘柄のタイミングも重要になります。今回の検証のように、テクニカル指標を使用して明確に仕掛けの条件を決めておくことで、安易な取引による失敗の回避に役立てましょう。

まとめ

売買ルールのロジックとして移動平均線を採用しているため、勝つときも負けるときも地合いの影響を受けやすいということが明らかとなりました。移動平均線を使用した順張り系の売買ルールは下落相場で大きなドローダウンが発生しやすい特徴があるため、そういった相場を得意とする空売りの売買ルールとの組み合わせを検証してみると面白いかも知れません。

株の押し目買い戦略を検証。テクニカル指標を使ったタイミングの判断とは

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