202019-09

移動平均線乖離率(25日)を用いた逆張り投資手法

Colomaコラム

この記事ではCOLOMAのバックテスト機能を使用して

  • 単純移動平均線乖離率(25日)が-10%を下回ったら買い
  • 単純移動平均線乖離率(25日)が10%を上回ったら売り

を条件に、「1999/09/20〜2019/09/19」において実際にそのルールに基づいて運用した際の想定リターン等、検証結果を紹介します。

アルゴリズム紹介

今回の検証で使用する単純移動平均線乖離率は、価格が指定期間の単純移動平均線からどれだけ離れているかを数値化したものです。値は以下の式で求められます。

乖離率={(当日の終値 - 移動平均値) ÷ 移動平均値}×100

※今回の検証では指定期間として25日を採用しました

移動平均線は主に株価のトレンドを確認するために用いられる手法ですが、移動平均線乖離率はオシレーター系指標のように、売られすぎ買われすぎの確認に役立てられることの多い手法です。市場や時期によって相場のボラティリティが異なるため、どの水準をエントリー(エグジット)のタイミングとするかについては過去の相場の情報などから決める必要があります。今回の検証では-10%/10%を、それぞれエントリー/エグジットのタイミングとしました。

この戦略では、売られすぎで値段が落ちた銘柄を買い、再び値が上昇した時点で売るという逆張りで利益を狙います。

売買ルール

エントリー条件

前日の単純移動平均線乖離率(25日)が-10より大きい
当日の単純移動平均線乖離率(25日)が-10より小さい

エグジット条件

当日の単純移動平均線乖離率(25日)が10より大きい

シミュレーション条件

  • 初期投資金額:300万円
  • 検証期間:20年
  • 最大保有銘柄数:1または10

結果

※出来高や売買代金の都合上、実際の資産推移と異なる場合があります。
※売買手数料やスリッページは考慮していません。

1銘柄集中投資

移動平均線乖離率 1銘柄

スタート直後から元本割れを起こすことなく、最終的に大きく資産を増やす結果となりました。リーマン期には少し資産を減らしたもののその後のアベノミクス局面で急激に資産が増えました。しかしアベノミクス期に一旦資産が急増したのちも2015/2016年のチャイナショックに伴う日経平均下落局面などで資産額が急落するタイミングが見られることから、安定的な手法であるとは評価しがたい結果です。

10銘柄分散投資

移動平均線乖離率 10銘柄

1銘柄投資と打って変わり、初期投資金額からの増加率は小さな値に留まりました。これまでの検証では、複数の銘柄に分散投資を行った方が良いパフォーマンスを収める割合が高かったのですが、今回は真逆の結果となりました。リーマン期に資産を急激に減らしてしまったことでその後のアベノミクス局面で扱える資産額が減ってしまったことが理由の一つなのではないかと考えられます。

まとめ

今回の記事では移動平均線乖離率(25日)を用いた場合の投資手法を検証しました。1銘柄では資産額を大きく増やすことが出来た一方で10銘柄では微増に留まりました。どちらの結果も資産額の増減が激しいのですが、逆張り手法によって下落トレンドの相場で値下がりしていく銘柄を掴んでしまったことが原因なのではないかと考えられます。一方で1/10銘柄ともに高い勝率を残しており、他の指標と組み合わせて下落トレンドの株を避けることが出来れば、より強力な投資手法となりうるかもしれません。

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