202019-09

CCI(14日)を用いた逆張り投資手法

Colomaコラム

この記事ではCOLOMAのバックテスト機能を使用して

  • CCIが-100を下回ったら買い
  • CCIが100を上回ったら売り

を条件に、「1999/09/17〜2019/09/16」において実際にそのルールに基づいて運用した際の想定リターン等、検証結果を紹介します。

アルゴリズム紹介

今回の検証で使用するCCI(コモディティチャネルインデックス)は、株価が過去の単純移動平均の値からどれだけ離れているかを数値化したオシレーター指標です。CCIの値は以下の式で求められます。

算出期間をn日とすると

CCI = ( TP - MA ) ÷ ( 0.015 × MD )

最終日の基準値TP:( 高値 + 安値 + 終値 ) ÷ 3
MA:TPのn日間単純移動平均
MD : n日間のTPの平均偏差(MAを平均値として利用)

※今回の検証ではn=14を採用しました

CCIは他のオシレータ―指標と同様に銘柄の買われすぎ売られすぎの判断に役立つ指標です。一般的に-100~100までを標準的な値とし、100を超えると買われすぎ、-100を下回ると売られすぎと判断されます。今回の手法検証ではこの通説に則る形で、CCIがマイナス100を下回った時点で売られすぎと判断してエントリーし、100を上回った時点で買われすぎとしてエグジットしました。

この戦略では、売られすぎで値段が落ちた銘柄を買い、再び値が上昇した時点で売るという逆張りで利益を狙います。

売買ルール

エントリー条件

前日のCCI(14日)が-100より大きい
当日のCCI(14日)が-100より小さい

エグジット条件

前日のCCI(14日)が100より小さい
当日のCCI(14日)が100より大きい

シミュレーション条件

  • 初期投資金額:300万円
  • 検証期間:20年
  • 最大保有銘柄数:1または10

結果

※出来高や売買代金の都合上、実際の資産推移と異なる場合があります。
※売買手数料やスリッページは考慮していません。

1銘柄集中投資

CCI 1銘柄 (1)

最終資産額は初期投資金額から微増です。運用開始直後に大きく資産を減らした後、数年間横ばいの期間が続いてアベノミクス局面で盛り返したような形となりました。リーマンショックでは大きな打撃を受けなかったものの、アベノミクス開始以後も2016年の日経平均下落局面や2018年からの日経平均持合い局面では大きく資産を減らしてしまっており、安定的な手法であるとは評価しがたい結果です。

10銘柄分散投資

CCI 10銘柄 (1)

最終資産が初期投資金額の2倍を超えましたが1銘柄投資との差は2倍弱に留まりました。資産推移を確認してみるとアベノミクス開始期の上昇局面以降で1銘柄投資の際と同じような動きになっており、分散投資を行っても1銘柄投資の際に見られた弱点を消しきれなかったのではないかと考察できます。

まとめ

今回の記事ではCCIを用いた場合の投資手法を検証しました。1/10銘柄の両方で最終資産額が初期投資金額を超えましたが、増額幅はそれほど大きなものとはなりませんでした。今回はCCIを逆張りの手法をして用いたため、リーマン期や2016年のように明確な下落トレンドが存在していた際に下落していく株を掴んで資産を減らしてしまったのではないかと考えられます。CCIはもともと季節性のサイクルが強いとされる商品市場投資のために考案されたオシレーターであるため、明確なトレンドが存在する市場で逆張りの指標として用いられると有効性が発揮されない可能性があります。一方で1/10銘柄ともに高い勝率を残しており、他の指標と組み合わせて下落トレンドの株を避けることが出来れば、より強力な投資手法となりうるかもしれません。

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