192019-09

PBRと配当利回りで銘柄を選ぶ中期投資戦略

Colomaコラム

この記事ではCOLOMAのバックテスト機能を使用して

  • PBRと配当利回りの買いシグナルが発生したら買い
  • 60日経過の売りシグナルが発生したら売り

を条件に「1999/09/19〜2019/09/18」における実際にそのルールに基づいて運用した際の想定リターン等、検証結果を紹介します。

アルゴリズム紹介

今回の戦略ではPBRベースで割安な株の中でも、配当利回りが2%を超えているものを狙って買いエントリーします。

PBRとは「株価÷純資産」で算出される指標であり、この指標が1を下回っているということは、株価が企業の解散価値を下回っている状態とも言えます。

さらに、こういった銘柄の中でも配当利回りが高いものは、割安性に加えて利回りの高さを魅力に感じた個人投資家の買いが入りやすいと言われています。

そのため、株価と純資産の関係から割安性を判断するPBRに加えて配当利回りも加味することで、下落リスクの少ない銘柄に絞って売買できる可能性があるでしょう。

※エグジット条件の空欄を避けるため、達成不可能な条件を入力して60日エグジットを待ちます。

売買ルール

エントリー条件

  • 当日のPBRが1より小さい
  • 当日の配当利回りが2より大きい

エグジット条件

  • 当日の期間高値(5日)が当日の期間安値(5日)より小さい

シミュレーション条件

  • 初期投資金額:300万円
  • 検証期間:20年
  • 最大保有日数:60日
  • 最大保有銘柄数:1または10

結果

※出来高や売買代金の都合上、実際の資産推移と異なる場合があります。

※売買手数料やスリッページは考慮していません。

1銘柄集中投資

PBR配当1

最終資産額は大きくマイナスとなっています。なかでも、2000年以降のITバブル崩壊後の相場と2008年以降のリーマンショック後の相場で大きく資産を減少させていますね。需給を加味しないファンダメンタルズ指標による売買ルールにおいては、1銘柄集中投資はリスクが大きすぎるという結果となりました。。

10銘柄分散投資

PBR配当10

資産を減少させている期間は1銘柄の時と同じですが、こちらは分散投資でリスクが減少したため、上昇期における資産拡大でカバーすることができました。しかし、2006年以降は資産の最高額を更新できていないため、安定した売買ルールとは言えなさそうです。このルールを実際に運用する際には、まだ改良が必要になりそうです。

まとめ

PBRと配当利回りという指標を活用することで下落リスクを押さえる戦略でしたが、結果的には安定度の低い戦略だということがわかりました。割安な銘柄であっても全体地合いが軟調な場合には、その影響を受けてさらに値下がりしてしまうことがあるということでしょう。これを回避するためには、移動平均線などのトレンド系テクニカル指標を売買ルールに追加すると、成績が改善されるかも知れません。

アルゴリズム監視アプリ

Coloma for EA

ColomaIDとモニタリング用EAを手に入れてEAのパフォーマンスを管理しよう